返金遅延、会員が相次ぎ提訴 クローバーコイン問題の行方 48社は「解決金」提示もコミッション差し引き条件に原告「納得できない」、「リップル」未受理の会員も

将来の仮想通貨を謳った「クローバーコイン」(以下Cコイン)の連鎖販売取引事業に特定商取引法違反で行政処分を受けた「48(よつば)ホールディングス」 (以下48社、北海道札幌市、概要参照)が、会員から損害賠償等請求訴訟を相次いで起こされている。 背景にあるのは、解約を申し出た会員に対する返金手続きの遅れ(3面に関連記事)。しびれを切らした会員の訴えに48社は解決金を支払う和解案を示すが、 会員に支払ったコミッション(連鎖販売の特定利益)を差し引く条件を付けており、合意に至るかは不透明な部分も。処分から2年を過ぎた今も続くCコイン問題をレポートする。(続きは2019年11月21日号参照)