ナチュラリープラス 初のオンライン大会に1万8千アクセス

▲ユニヴァ社の稲葉会長(=写真)は、
   MLM事業のデジタルシフトへの
  投資推進を表明
カロテノイド健食、二重盲検試験で有意差確認
 ナチュラリープラス(本社・東京都港区、田嶋隆志社長)は10月3日、世界大会「FESTA2020」を初のオンラインで開催した。 新型コロナウイルス感染症のリスクを避けるため、同日に横浜アリーナで予定していたイベント内容をWEB配信したもの。 大会では、主力のカロテノイド健康食品について二重盲検試験で有意差を確認したデータや、皮膚のカロテノイド量の測定器をバージョンアップする計画を紹介。 MLMビジネス関連は、グループの経営トップからデジタルシフト投資の推進が表明された。海外市場は台湾の好調や韓国の新製品計画が報告された。
カロテノイド測定器性能アップを計画
 オンライン開催は、東京本社内のスタジオから独自の配信システムで実施。日本語の通常チャンネルに加えて英語版、中国語版の計3チャンネルを同時配信した。 アクセス数は日本を含む32カ国から計1万8544。同社によれば、数人単位で一緒に視聴したケースもあるため、人数ベースでは2万人超となった。
 二重盲検試験は、抗酸化研究の第一人者である大澤俊彦名古屋大名誉教授に依頼し、5〜7月に実施。20歳以上〜60歳未満の男女計36人を対象に、 半数に主力健食「スーパー・ルテイン」の上位バージョンである「ミルトプラス」を飲んでもらった結果、摂取開始から6週間後、 皮膚のカロテノイド濃度にプラセボ群との比較で有意差を確認した。
▲成績優秀会員の表彰の模様を
   オンラインで中継(写真左が田嶋社長)
 また、肌の水分量は、6〜12週間経過時点でプラセボ群を上回る上昇率を確認。酸化ストレスマーカーの一種で、血清中の抗酸化能を調べるPAO測定でも、 プラセボ群を上回る抗酸化能の上昇がみられた。説明も担当した大澤教授からは、症例数を増やし試験期間を伸ばすことで、 より明確な結果が得られる可能性があると触れられた。
 田嶋社長は、目の健康におけるカロテノイドの重要性を強調するとともに、8月より本格運用を始めたカロテノイド測定器「カチック・チェッカー」を紹介。 今後は、計測アプリのバージョンアップによって、皮膚のカロテノイド量だけでなく、体年齢や心拍数、血糖値などのヘルスチェックもできるようにする計画を 明らかにした。
(続きは2020年10月8日号参照)