アリックス 今後の対応

教育徹底など表明、愛用会員に焦点 将来的な経営統合、方針変わらず
 11月20日付の特商法処分を受け、アリックス社は、会員のコンプライアンス教育徹底などに改めて乗り出す声明を公表。 ウェビナー等を通じてフィールドにも協力を呼びかけた。一方、競合2社との将来的な経営統合方針については、 同20日時点で変更等の予定はない旨を説明している。
 11月20日にホームページで「特定商取引法に関する消費者庁による処分について」と題する声明を公表。この中で、関係各所へのお詫びを述べるとともに、 処分を真摯に受け止め、処分の内容を「すべての役員および従業員、会員、関係者に周知徹底する」とした。
 今後の対応方針には、会員に対するコンプライアンス教育の徹底、会社の管理体制の確立、罰則規定の強化を説明。 また、「ウェルカム・コールの継続などコンプライアンスの一層の強化を図り、再発防止に努めてまいります」としている。
 ウェルカム・コールは5月23日より始めた取り組みで、新規登録者に同社から電話で勧誘時等におけるコンプライアンス上の懸念事項の有無などを確認している。 7月には、コンプライアンステストへの合格をリクルート資格の条件にすると告知していた。同社は5年前、25歳以下と一定タイトル以上のビジネス会員を対象に、 同テストへの合格とコンプライアンストレーニングの修了を報酬支払い条件に追加。その後、18年よりトレーニング修了の条件を全ビジネス会員に広げていた。
 会員には19日と20日の2日間、ZOOMによるウェビナーで、処分において指摘された違反行為とその問題点、今後の対応方針などを宮城GMから説明。 メールでも19日に伝えた。
(続きは2020年12月3日号参照)