モデーアの今期政策 支払い率アップ継続、必要顧客数は1人から

65歳以上に優遇措置、福岡拠点を移転・刷新
モデーアジャパン(本社・東京都港区、大井盛夫社長)は全国大会「ソーシャルリテールカンファレンス2021 RISE立ち上がろう」を3月28日にオンラインで実施、 報酬率アップや取得条件の緩和などを柱とするビジネスプロモーションと新規昇格者の表彰、新製品の発表(別記事参照)などを行った。新型コロナウイルス問題を受け、 パシフィコ横浜での開催からYouTubeによるライブ配信に切り替えたもので、WEB開催は昨年4月に続き2度目。延べ2300人超が視聴した。
▲昨年に続き2度目となるオンライン大会を
特設スタジオからYouTubeでライブ配信
(写真右端は大井社長)

 ビジネスプロモーションは、傘下のカスタマー(愛用会員)の人数と購入ボリュームを基準とするプロモーター型ランクにおいて、 新規の初回購入ボリュームを原資とする「カスタマーアクイジションボーナス」の支払い率を、キーポジションと見なす「ブロンズ」で通常15%のところ18%へ引き上げる。 再注文を原資とする「カスタマーリオーダーボーナス」の支払い率は10%から18%へ引き上げ、上位ランクの「シルバー」「ゴールド」でも15%から20%に高める。
 いずれも昨年に期間限定で実施していたところ、好評を受けて今年も実施する(12月まで)。 さらに今年は、「ブロンズ」「シルバー」の昇格・維持条件である傘下のアクティブカスタマー数について、通常5人のところ1人に引き下げ。昇格を後押しするとともに、 報酬プランの説明をしやすくする。
 高齢層向けの優遇措置として「カスタマーポイント自動振替シニアサービス」も発表(実施は5月から12月まで)。65歳以上を対象として、 ひと月の購入ボリュームが報酬取得条件である150ポイントを上回った場合、その分のポイントを「カスタマーポッド(傘下カスタマーの購入ボリューム)」に 自動的に振り替え、プロモーター型ランクにおける報酬を得やすくする。昇格・維持に必要なアクティブカスタマーの免除も行う。
 このほか、ビジネス会員組織のボリュームを基準とするビルダー型ランクで、新規昇格を条件に月1万円〜2万5000円の追加ボーナスを最大3カ月、支払う。 「エリート」ランク以上を対象に、育成実績に応じて会社の月売上の一部を分配する「エリートプールボーナス」も発表した。
(続きは2021年4月1日号参照)