海外MLM短信 2020年の韓国MLM市場

4.7%減、6年ぶり5兆ウォン切る報酬の支払総額、取得者数とも5%減

 韓国FTCが8月4日までにまとめた2020年の韓国の多段階販売(MLM、連鎖販売取引)市場は、 総売上が前年比4.7%減の4兆9850億4494万7068ウォン(付加価値税含む、約4505億円)だった。 3年ぶりのマイナス成長で、過去10年で最大の下げ幅。過去最高を記録した19年(約5兆2284億ウォン)から一転し、 6年ぶりに5兆ウォンを下回った。上位20社(表参照)の総売上に占める構成比は85.4%で、前年より3.5ポイント上昇。 20社の合計売上の前年比は0.6%減で、中堅クラス以下の苦戦が市場縮小に響いた。
 調査対象企業数は21年5月末時点で営業する122社で、前年に比べて8社減。登録販売員の総数は827万608人で0.9%減。 総数についてFTCは、複数の会社に重複登録するケースを踏まえ「実際の人数はこれより少ない」としている。
 ビジネス会員にあたる、後援手当(ボーナスやコミッション)を受け取った販売員の総数は144万5254人で5.4%減だった。 減少は4年連続となり、約164万人だった16年に対して約19.5万人の減少。総数に占める後援手当取得者の割合は17.5%で、 前年より0.8ポイント低下させた。
 支払われた後援手当の総額は1兆6820億1818万6607ウォンで前年比5.5%減。 訪問販売法で35%以内に制限されている“還元率”の平均は33.7%で、19年より0.4ポイント低下した。
(続きは2021年8月19日号参照)