ポーラの新サロン戦略を読む

新「APEX」の位置づけは
若年世代へ〝リアル体験〟訴求


ダイレクトセリング化粧品最大手のポーラ(本社・東京都品川区、及川美紀社長)は、サロンビジネスを業界に浸透させた筆頭的な存在だ。コロナ禍の中、直接対面型のアプローチが困難になったことで、オンライン・オフライン双方を活用した施策が誕生し、アフターコロナの現在でも定着しつつある。そんな中、ポーラが先ごろ発表した新サロン戦略は、OMOをコンセプトとし、新しいマーケットを開拓する拠点として位置づけられる。7月1日に発売する新「APEX」は、既存サロンのほか新サロンでも取り扱う予定だが、「APEX」は最高峰ブランド「B.A」に並ぶ基幹ブランドであり、訪販メーンの時代からポーラの核とも言える存在。新サロンと「APEX」の関係性とその狙いを読み取る。

変わるサロンの役割分担


 ポーラ・オルビスホールディングスが2023年12月期の決算発表において

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