集団訴訟が和解、近く“第2陣”提訴クローバーコイン問題の行方既払額の8〜9割返金、未払い報酬も支払い相次ぐ損賠請求訴訟、原告総数は400人超か

 ICO(新規仮想通貨公開)計画を謳った「クローバーコイン」(以下Cコイン)の連鎖販売取引事業に特定商取引法で行政処分を受け、昨年、東京地裁で会員から集団訴訟を起こされていた 「48(よつば)ホールディングス」(以下48社、札幌市、19年11月21日号1面・3面詳報)が、解決金の支払いを条件に和解したことが分かった。各原告に既払い額の8〜9割相当を返金し、 未払いコミッション(連鎖販売の特定利益)の支払いにも応じる。しかし、和解交渉の過程で、48社側のミスで返金額を少なく見積っていることを指摘されたり、 最終的な和解条項で前代表に対する請求権の放棄に応じさせるなど、原告の一部に不満も残す内容。原告側は、同様に返金が遅れている会員を募り、集団訴訟の第二陣≠予定しており、 相次ぐ損害賠償請求訴訟の数をさらに増やすことになりそうだ。(続きは2020年1月23日号参照)