ポーラ 「BAライトセレクター《1カ月で8万個販売

▲今期の注目商品「BAライトセレクター《
=クリームとしても使える日焼け止め=〝赤色光〟の効果を肌に取り入れ
 ポーラ(本社・東京都品川区、及川美紀社長)が3月2日に発売した新商品の日中用クリーム・日焼け止め「BAライトセレクター《 (45グラム・税別1万1000円、SPF50+・PA++++)が、発売から約1カ月で8万個以上を販売した。新型コロナウイルスの感染拡大により、 さまざまな分野で影響が懸念されるが、同社では、新技術を導入した「ライトセレクター《を今期の注目商品と位置づけ、紫外線対策需要が高まるシーズンに向けて訴求している。
 購入者からは、「雑誌でも高評価だったので気になっていた。なめらかに肌にのびる使用感と香りの心地よさが際立っている《「単なる日焼け止めではなく、 美容クリームの役割も果たしてくれるので安心《などの感想が寄せられているという。
 同社によると、「太陽光《に対してネガティブなイメージをもつ女性は5割。
「太陽光は日焼けやたるみの原因なので、日差しを浴びないように極力外出を控えている《「出勤時に強い日差しを感じると、なんだか憂鬱な気分になる《 「子どもをみると、同じように思い切り肌を開放したいと思う時がある《などの意見が寄せられた。日照時間は気候変動の影響などで年々増加しており、 太陽光のマイナスの影響をカットしつつ、プラスの影響を肌に活用させる研究を行ってきた。BAリサーチセンターでは、光研究と皮下組織研究の中で、 老化を引き起こすとされていた太陽光の中に、肌に良い影響を与える赤色光が存在することに着目。赤色光が皮下にも良い影響を与えることを発見し、商品開発に応用した。  「BAライトセレクター《は、紫外線・近赤外線から肌を守り、赤色光に着目した「ライトセレクト理論《と、肌誕生因子の1つ「バーシカン《に着目した 「ジェネシスバイオアクティブ理論《を採用。オリジナル複合保湿成分「ADDライトエキス《を配合したほか、つや感による立体感をサポートする「ゴールデンLP《や 「BAコアリキッド《、肌の糖化に着目した「YACエキス《「EGクリアエキス《を配合した。
 肌にダメージをもたらす近赤外線は、皮下に存在するRC構造を細くして、たるみを引き起こすという。RCは皮下組織の中で肌を支える極太の繊維束のことで、 たるみのない、立体的な顔立ちのカギとなる。RCは、「MFAP4《と呼ばれるたんぱく質によって太く強固となるが、 近赤外線によってMFAP4分解酵素が2倊に増加し、MFAP4が半減することで、RC構造が裂けてしまい、たるみやハリの低下を引き起こすという。一方、 赤色光は皮下腱細胞のエネルギー産生を活性化させ、MFAP4産生能力を高める働きがある。これにより、RC構造を強化して立体感やハリ感がアップするという。
 「ライトセレクト理論《は、紫外線と近赤外線から肌を守りつつ、赤色光を取り入れて肌をサポートする。オリジナル処方の「セレクトプロテクションヴェール《は、 紫外線カット粉体と、赤色光透過&近赤外線カット粉体で構成されており、特殊コーティングパウダーが赤色光を透過しながら近赤外線から守るという。 使い心地は、ジェルとクリームの組み合わせによって実現した「フラッシュメルティングタッチ《を採用。みずみずしく弾けるジェルが肌になめらかに広がるとともに、 肌なじみの良いクリームが保護膜を形成し、素肌のような心地良さと弾力感をもたらす。香りは、光の下で心を開放するようなデイライトガーデンの香り。 パッケージデザインは、光を差し込む様子を表現しており、光を受けて美しくなる効果感や、湧き上がる生命美をイメージした。