日健総本社 機能性表示食品の新商品発売=クロスタニンひざガード=超高齢化社会のQOL向上に寄与

 微細藻類(マイクロアルジェ)の健康食品をはじめ、化粧品、日常食品など幅広い分野で展開する日健総本社(本社・岐阜県羽島市、森伸夫社長)は4月21日、 機能性表示食品「クロスタニンひざガード《(540粒入・税込5万8320円)を発売した。超高齢化社会が進行している日本において、 QOL向上に寄与するロコモティブシンドロームケアのオールインワンサプリとして訴求していく。
▲ロコモ症候群ケアでさまざまにニーズに対応
  「クロスタニンひざガード《は、超高齢化社会における必須アイテムとして機能性表示を取得した(E588)。ヒトの骨の数は、成人は約206個だが、 乳児は約305個。成長とともに、離れていた骨がくっついたり、いくつかの骨が1つになったりして変化していく。これらの骨に筋肉や腱・靭帯が付着し、 骨と骨は約260個の関節でつながり、身体を動かしている。関節の動きをスムーズにする関節軟骨は加齢とともにすり減るため、 関節がいろいろな問題を抱えることで介護状態や寝たきりといった原因にもなるとされている。
 新商品の「クロスタニンひざガード《は、超高齢化社会の進行を踏まえ、いつまでもイキイキと元気に過ごすために、 関節軟骨の正常な代謝を促すことで毎日の軽快な活動を応援するという。同社によると、臨床試験データは軟骨・骨代謝マーカーを用いた 「関節軟骨の正常な代謝を促す《という機能性であり、膝に限らず、身体中の関節(軟骨)に対する機能性が示唆されているという。また、機能性原材料としては、 関節の軟骨成分だけでなく、関節を構成する筋肉や骨・靭帯成分、軟骨再生の相補成分、微細藻類成分として抗炎症・抗リウマチ作用のある素材を採用した。
 特徴成分として、5つの成分を配合した。軟骨成分として、機能性関与成分のグルコサミンに加え、椊物性のムコ多糖「コッコミクサ抽出物《を加えることで、 栄養学的なバランスに配慮した。筋肉成分では、イミダゾールペプチド(アンセリン)を採用。同成分は、渡り鳥の翼の付け根(胸肉)や大型回遊魚の 尾びれの筋肉に多く含まれている。さらに、骨・靭帯成分はコラーゲンを吸収しやすく低分子化したゼラチンで、コラーゲンは軟骨の材料にも使われている。 相補成分としては、筋骨草を配合。筋骨草はシソ科の椊物で、キランソウの生薬として知られている。グルコサミンとの相性が良く相乗効果も高いほか、 単独の成分としても、関節軟骨の再生効果が確認されているという。
 さらに、微細藻類成分では、微細藻類の中でも炎症や関節リウマチの研究が進んでいるコッコミクサ抽出物と、オーランチオキトリウムの椊物性DHAを配合した。
 日健総本社では、2018年7月に初の機能性表示食品として「クロスタニン藻類DHAカプセル・プラス《を発売した。同商品は、 藻類(オーランチオキトリウム)由来のDHAを含有したアイテム。機能性関与成分「オーランチオキトリウム由来DHA《 (1日6粒あたりDHAとして900ミリグラム含有)によって、情報の記憶力、脳(特に海馬)の機能をサポートする。 従来、DHAはEPA(エイコサペンタエン酸)と混在で青魚からの抽出が一般的だったが、同社は独自の技術によって微細藻類からの抽出に成功した。 オーランチオキトリウムは、光がなくても有機物によって増殖する従属栄養性藻類で、餌があれば光合成を必要とせずに増えるという。 近年、オーランチオキトリウムの特性に着目し、エネルギーとして開発する動きもある。