タイセイのコロナ対応漢方系ドリンク、〝回帰水〟ボトルの受注増加マスク同梱で発送

 新型コロナウイルス問題で感染防止ニーズが高まる中、浄水器MLMのタイセイ(本社・福岡市中央区、耳塚仁美社長)で漢方系ドリンクや〝回帰水〟ボトルの 受注が急増している。需要の高まりを受けて増量キャンペーンを展開するとともに、急遽調達したマスクの同梱を開始。延期した招待旅行は日程の振替が難しい状況を受け、 現金もしくは商品券の付与企画に切り替えた。
 注文数を増やしているのは漢方系ドリンク「回帰水のガンマン《(30㍉㍑×30本、税抜き会員価格2万860円)。コロナ問題が取り沙汰されはじめた2月以降、 2度の完売となり、現在は4月末の出荷再開を予定する。人気を受け、注文1セットにつき製品10本をプレゼントするキャンペーンも開始した。 「発売は5年ほど前。それほど出ていた製品ではなかった《(日高英光理事長)が、免疫力への関心の高まりを背景に受注数を急増させている。
▲新型コロナウイルス問題を背景に、
8種類の漢方を原料とする栄養ドリンク
「回帰水のガンマン《㊤の注文が急増して
いるほか、回帰水のペットボトル
   「ゴールド21《も売上が上昇
  また、浄水器で生成でされる〝回帰水〟をセラミック処理したペットボトル水「ゴールド21《(2㍑×6本、同2万7300円)、浄水器レンタルサービス〝ライフプラン〟 専用の健康食品「乳酸菌Fine100《(30粒、同5500円)も受注が増加。こちらは「もともと人気の製品で、十分な在庫を確保していた《 (日高英光理事長)ことから当面、供給面の心配はない見通し。
 また、4月中旬までにマスク1000枚を調達できたことから、同月27日の受注分より、発送1件あたり3枚のマスクの同梱を開始(同梱可能な製品に限る)。 「マスクの同梱は特に告知しておらず、キャンペーン扱いもしていない。会員への日頃の感謝の気持ちを表すために始めた《(日高理事長)としている。
 他の対応は、3月末に予定していた福岡本社招待旅行を延期。その後、政府から出た緊急事態宣言の解除時期が上透明なことなどから、中止を正式に決定した。 代替措置として、招待予定者に現金5万円かタイセイ製品に使える商品券10万円を選んでもらう。5月の開催を計画していたコンベンションは、 正式発表前にコロナ問題が浮上したことから、延期等の処理は発生していない。

 今後の対応では、「SE(サービスエンジニア)《による浄水カートリッジの訪問交換業務に関して、感染リスクを理由にユーザーから訪問の同意が得られないケースを想定。 このため、ユーザー宅へ郵送するカートリッジに「交換手順などを説明した書面、動画のDVDを同梱するアイデアを検討している《(日高理事長)としている。