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アムウェイ 12月期売上3%減の957億円、2期連続の減収

健食・化粧品は各1%減、耐久財8%減
 日本アムウェイ(本社・東京都渋谷区、ピーター・ストライダム社長)が4月30日までにまとめた2019年12月期実績は、売上高が前期比3.2%減の 957億2700万円となった(グラフ参照)。2期連続の減収となり、4種類の主要製品カテゴリーの全てで売上を落とした。同社は発表で、 同期はビューティーおよびニュートリションの製品カテゴリーを集中的に強化したとしている。会員数(活動ベース)は同期の公表をとりやめた。 前期はビジネス会員の「ディストリビューター(現アムウェイビジネスオーナー《が約65万組、愛用会員の「ショッピングメンバー(現プライムカスタマー)《が 約5.3万組。
 製品カテゴリー毎の売上は、健康食品等の「栄養補給食品《が前期比1.4%減の466億8200万円、化粧品等の「パーソナルケア《が同1.1%減の 241億2800万円、耐久消費財の「ハウスウェア《が同8.2%減の189億7000万円、洗剤など家庭用製品の「ホームケア《が同5.4%減の 28億2000万円、「その他《が同31.4%減の億4600万円。
 「栄養補給食品《は、ブランドである「ニュートリライト《のキャンペーンを展開。テレビCMの放映、料理イベントの後援、 会員によるSNSでの情報発信等のデジタル施策などに取り組んだほか、ブランドの製品をアスリートに提供するサポートプログラムを始めた。
 新製品は、糖化に着目したエイジングケア美容ライン「トゥルーユース《を投入。健康食品の業界団体が主催するイベントに協賛し、抗糖化を啓発した。 他の新製品は5種類の善玉菌を特徴とする「ニュートリプロバイオ《など。 
 「パーソナルケア《は、新美容液「インテンシブ―プロ フレッシュエッセンス《の発売に合わせ、ブルガリ銀座タワーでプロモーションイベントを開催。 ミレニアル世代をターゲットとするメイクシリーズ「アーティストリースタジオ《は、フランス・パリ、タイ・バンコクをモチーフとする2新シリーズを発売した。
 一方、同期は10月の消費増税のタイミングで、全製品の本体価格を0.5%引き上げ。値上げの売上への影響については「回答は差し控える《(同社)とした。
 また、18年12月のeコマースサイト刷新にともない生じたシステム障害で、19年春まで製品注文をはじめとするオンライン手続きに上具合を生じた影響に ついては、「ご利用のさまに多大なるご上便、ご迷惑をおかけしたが、現在順調に稼働《(同)しているとした。
 同期のビジネス支援プログラムは 新ビジネストレーニングの「NewSP(シルバープロデューサー)フォーラム《を3月に、ビジネス活動初期の報酬機会を 補助する「コア・プラス《を9月に導入。これらの業績の影響、成果については「回答を差し控える《(同)とした。