ゾーエ 新感覚の下着、着心地と補整力を両立 試着用サンプル、全サイズを無料貸与

 補整下着の訪問販売・サロン販売を行うゾーエ(本社・京都市、谷博文社長)が正式営業をスタートさせた。試着を基本とする販売モデルで、 ソフトな着心地と補正力を特徴とする「新感覚のランジェリー」(谷社長)を提案。販売員には、試着用のサンプルとして製品一式の全サイズを無料貸与する。 1期目(21年3月期)は売上高で1 億円を目指す。
 谷社長は、同業大手のシャルレ(神戸市)で長年に渡ってトップ代理店を務め、昨年に独立。秋からテスト販売をはじめ、6月にオープンした。
▲ソフトな着心地と補整力を両立した
   「デビュタント」シリーズは、販売員
    によるフィッティングを通じて提案
 顧客の年齢層は10代から80代まで幅広く、販売員は30〜40代が中心。顧客による口コミはインスタグラム等のSNSにも広がり、購入者によるフォローや拡散は 「想定以上の量」(同)。リピートも徐々に増えており「ブラジャーだけで5本目という方もいる」(同)とする。
 補整下着の「デビュタント」シリーズはブラジャー、ショーツ、ガードル2種、シェイバー、キャミソールの計6アイテムを展開。 カラーはブラックとラベンダーの2種。サイズは主力品のブラで11パターンを用意する(他アイテムはM、L、LLの3サイズ)。 秋には大きめサイズの追加を予定する。
 開発とデザインは、同社クリエイティブディレクターの青松眞弓取締役が担当。海外のトレンドに精通し、本業であるプリザーブド・アートフラワーの世界で 培った感性を活かした。機能面は、伸縮性に優れた特殊な生地の採用により「着脱が楽で、なおかつ補整力もある」(谷社長)ことが特徴。 製造は大手メーカーの国内工場に委託する。
 下着一式の合計額は6万6000円(税別)に設定。「同等品質の製品に比べてかなりお得」「これまであまりなかったカテゴリーを狙った」(同)と話す。
(続きは2020年8月6日号参照)