新型コロナウイルス問題 事業・経営へのプラスの影響は

3割で就労環境の改善、客単価アップ2割

 新型コロナ問題が各社の事業および経営面に及ぼした影響は、プラス面とマイナス面のそれぞれについて複数回答式で聞いた。
 このうち、プラス面の影響でもっとも回答が多かったのは「従業員の労働環境の改善」(15社、グラフC参照)。有効回答の29%を占めた。 感染の拡大を防ぐため、リモートワークや時差出勤、時短勤務、有給等休暇の取得などが国内全体で奨励され、3月頃からDS業界でも多くの企業が 実施に踏み切った。予定外の取り組みでフレキシブルな働き方が推進される形となり、結果として就労環境の改善につながったと見られる。
  次に多かったのは、全体の23%に達した「購入量・購入単価の増加」(12社)。やはり感染防止を目的に、ウイルスの殺菌・除菌に役立つ抗菌関連アイテムが 爆発的に需要を増やしたほか、免疫力アップ等のニーズも高まったことから各種サプリメントが売れ行きを伸ばした。
 これら2項目のほかに一定数の回答が集まったのは、抗菌アイテムやサプリメントの需要の高まりを受けたと見られる「新規顧客の増加」(7社)。 また、「コールセンターの円滑な稼働」「イベントやセミナーの円滑な実施」(各5社)も、他の項目に比べて回答を集めた。
 「その他」(9社)で寄せられた中身は「復活会員の増加」「交通量の減少」などのほか、「WEBミーティング推進など、 良い意味でのコミュニケーション変化」「オンラインを駆使した新規顧客獲得手法の浸透と、オンラインオーダーの伸長」 「イベントのオンライン開催による全国・海外からの参加、参加者数の増加」「オンラインによる積極的かつ高頻度の情報発信」といった デジタル化に関するものが目立った。