シャルレ9月中間 コロナ響き売上21%減

営業損は8億円、主力の衣料23%減、通期見通し再び下方修正
 シャルレ(本社・神戸市須磨区、奥平和良社長)の9月中間期は、新型コロナウイルス問題による販売現場の活動縮小、主力とする衣料品や化粧品の苦戦を受け、 売上高(一部ボーナス支払い費用等含まず)が前年同期比21.5%減の63億8800万円となった。
 損益は営業損失が8億500万円(前年同期3億7300万円の利益)、経常損失が7億9000万円(同3億8300万円の利益)、 純損失が13億5500万円(同2億5200万円の利益)。減収や第1四半期における繰延税金資産の取崩し、現場支援を目的とした衣料サンプルの無償提供、 追加報酬の支払いが響いた。
 一方、3月末の拠点再編にともない、支店を廃止した札幌、仙台、埼玉、名古屋、福岡の賃料等が削減されたほか、 東京と神戸の2本部から各エリアへの社員の出張がコロナで見送られ、旅費等の削減につながった。製品の受注減で配送費も減らした。
 同期の実績や下半期の見通しを踏まえ、7月末に修正した通期予想は再修正を11月12日に実施。新たに連結ベースの売上高で137億7700円を見込み、 前回予想(135億円)からプラス2億7700万円とした。
 ただし、8月に買収したシャワーヘッドメーカーの売上(8月〜21年1月の半期分)約5億円を含み、これを除いた単独ベース(約132億7700万円、 前期比約15%減)では約2.2億円の下方修正となる。再修正後の損益予想は経常損失が12億3500万円、純損失が18億4000万円。  

(続きは2020年11月26日号参照)