ナリス化粧品の販売員支援 オンライン活用の取組み活性化
▲自宅で専属美容部員とレッスンできる
「オンラインスキンケアモニター」
ニーズは多いが、さまざまな理由で来店できない女性が増えていることを踏まえ、同社は昨年10月21日に、究極のパーソナル空間
である自宅でも施術が可能な新エステメニュー「プレミアムエステ」をスタートさせた。同メニューは、サロンと同一のメニューを会員が場所を自由に選んで受けられるというもので、
初めての取り組み。メニューは60分税別5000円で、@ショルダーケア、Aヘッドケア、Bクレンジング、C角質ケア、Dマッサージングトリートメント、
Eマスクの6段階(カウンセリング、メークの時間を除く、女性限定)。これまで通り、サロンで施術を受けることも可能で、
ユーザーは多様化するライフスタイルに応じて同じメニューを受けられるようになった。「オンラインスキンケアモニター」
「オンラインスキンケアモニター」では、自宅に1カ月分のスキンケアセットが届き、専属の美容部員がオンラインでカウンセリングを行いながらアドバイスやレッスンを行う。 28日間で4回のレッスンを行い、正しいケアなどをレクチャーすることで、店舗に行かずにスキンケアのステップアップを行える。 多忙な女性や店舗への来店に不安を感じる女性など、多様な女性の声を汲み取り、施策に反映させた。同施策はまた、販売員への支援施策という側面もある。
同社の「デ・アイム」などでは、もともと「?日間のスキンケアモニター」が新規顧客へのアプローチとして重要な役割を果たしてきた。「オンラインスキケアモニター」も、 前出の自宅エステ「プレミアムエステ」と同様に、自宅でも店舗と同様に販売員とコミュニケーションを図りながらレッスンを行える新しいサービスとして提案するものだ。 同社では、オンラインによるカウンセリングを「対面でできないから、仕方なくオンラインで行う」とは捉えず、多様化する女性のライフスタイルに対応する施策と位置づけている。 従来の店頭でのカウンセリングは、女性はメークをしたまま受けることが多いが、洗顔の方法やファンデーションをゼロから塗るといったカウンセリングやレッスンを、 人目を気にせず日常と同じ条件で行うことができるため、より納得度の高い内容になると訴求している。
同サービスでは、?日間4週間をかけて、化粧品の基礎知識や正しい使い方、トラブル別のお手入れ方法、自分でできるマッサージなどをレクチャーし、 顧客に新しい「発見」を提供する。自宅に届くスキンケアモニターセット(税別3000円)は、基幹スキンケアブランド「ルクエ」のスタートアップキット (Wクレンジングフォーム、Wクレンジングクリーム、コンク、ローション1、ミルク、クリーム、通常価格税別8800円)に、お手入れ用コットン、泡立てネット、 美活ブック(ガイドブック)、さらにサンプルとしてマッサージングパック(10回分)とファンデーション(28回分)が含まれる。28日間という日数は、 新陳代謝によって肌が生まれ変わるターンオーバーの期間であり、これに合わせてスキンケアの正しい知識を習得し、技術を身につけることで、 「変化を発見できる28日間」と位置づけて提案していく。
同サービスでは、スマホやPCのカメラ機能や顔写真データを使って、自由にメークを試すことができる。マスク着用生活が長引き目元のアイメークの重要性が高まる一方で、 アイメークは新しいメークに挑戦するのが難しいとされている。そこで、「新しいメークに失敗なくチャレンジ」できるバーチャネルメークで発見を提案していく。 同サービスでは「Vieta」だけでなく、他のベースメーク品、ポイントメーク品のシミュレーションも可能。 このほか、3ステップで自身のフェースタイプをチェックできる機能も盛り込み、より簡単になりたいイメージ≠フメークを試すことができるのが特徴。 同社は、リアルとオンライン、双方のメリットを活かしながら、多様な女性の声に応えられる態勢の整備を進めている。