シャルレ 第3Q累計 MLM売上17%減、セグ利7億の損失

衣料品・化粧品が2割減、健食は微増
シャルレ(本社・神戸市須磨区、奥平和良社長)の21年3月期第3四半期累計(20年4〜12月)連結は、下着等のMLM部門にあたる「レディースインナー等販売事業」の 売上高(一部ボーナス支払い費用等含まず)が102億9500万円、セグメント利益が7億3000百万円の損失となった。同部門のみの非連結決算だった前年同期との比較は、 売上高が17.5%減(以下同)。4億4100万円だった前値同期の営業利益からは赤字転落とした。昨年5月の「宣言」解除後はビジネスメンバーの新規育成数が増加傾向に なった一方、新型コロナ問題による販売現場の活動縮小の影響は大きく、主力の衣料品、化粧品の販売が苦戦した。
 同社は昨年8月にシャワーヘッドメーカーを子会社化。これを含む全体の業績は、売上高が106億6300万円(同メーカーの構成比は3.5%)、 営業利益が6億5500万円の損失、経常利益が6億2800万円の損失、純利益が13億400万円の損失。前期末の拠点再編にともなう廃止支店の賃料、 コロナ問題で見送られた出張旅費、製品の受注減にともなう配送費減少などが寄与した一方、減収や第1Qにおける繰延税金資産の取崩し、 現場支援を目的とした衣料サンプルの無償提供、追加報酬の支払いなどが響いた。昨年11月公表の通期見通しに変更はなく、売上高137億7700万円、 経常損失12億3500万円、純損失18億4000万円を見込む。
 「レディースインナー等販売事業」の製品カテゴリー毎の売上は、衣料品が同19.8%減の75億3700万円、化粧品が同20.7%減の14億9400万円、 健康食品が同1.2%増の8億5500万円。
(続きは2021年2月25日号参照)