シャクリー 旗艦サプリを大型刷新、エントリー製品も投入

2年ぶり大会で発表、ユーザー15%増など目標

 日本シャクリー(本社・東京都新宿区、 髙杉茂男社長)は11月6日の全国大会「ナショナルカンファレンス2021」(会場=新宿住友ホール) で主力健康食品の大型リニューアルを発表、12月1日より販売を開始すると明らかにした。同時に、同健食ブランドのエントリー製品も拡充。 発売後の12カ月間でブランドユーザー数の「15%増加」(同社)を目指すほか、ブランド売上は前年同期比で「微増」(同)を計画する。
▲スピーチする髙杉社長
 大会の開催は2年ぶり。毎年秋に開催してきたが、昨年はコロナ禍で日程を今年5月に順延。その後、感染状況などを踏まえ同11月に再び延期していた。 今回は会場参加とZOOMによるライブ配信で、合わせて約1000人が参加・視聴。参加数は会場の収容可能人数の半分以下に抑えた。
 刷新するのは、大豆タンパク健康食品の「インスタントプロテイン」。原料となる大豆タンパクを改めて選定するとともに、味のバランスと口当たりを見直し、 より飲みやすくした。パッケージデザインも一新した。
 飲みやすさの調整は大豆の風味、甘味、なめらかさ、粉っぽさ、風味・物性の安定性といった基準に従い、6種類あるフレーバー毎に実施。 一般消費者を対象とするブラインドテストの結果も反映させた。
 新パッケージは、製品のイラストが主体だった従来のデザインを写真主体に変更。メインターゲットに据える30〜40歳代の女性への調査で、 美味しさや美容などの観点から評価の高かったデザインに切り替えた。
 一方、ブランドの強みに位置付けるタンパク質、糖質の配合等の栄養バランスは変更せず、価格とボーナスポイントも据え置いた。
 大会で、営業・マーケティング本部製品企画部の黒木悟部長は、刷新のコンセプトを変わらないのに変わった?≠ニ紹介。 売上、ユーザー層のいずれも拡大傾向にある国内のプロテイン市場において、製品に求められるレベルが高まっていることなどを刷新の理由に説明した。
▲大型リニューアルした「インスタントプロテイン」奄ニ、
   エントリー製品に位置付ける「ベイクド」の投入などによって、
   ブランド売上の微増を計画
(続きは2021年11月25日号参照)