2019年度のPIO―NET相談件数
訪販に含まれるアポイントメントセールス、SF商法、キャッチセールスを除いた「家庭訪販」としての件数は、 同0.8%増の4万9139件(販売方法に問題があると見なされた相談のみ)。
家庭訪販の件数を構成比ベースで見た商品・役務の上位5品目は、①新聞(構成比9.1%)②放送サービス(同8.2%)③電気(同8.1%)
④屋根工事(同6.3%)⑤修理サービス(同5.7%)。前年度比は①が1.8ポイント低下、②が0.8ポイント低下で、上位2品目が構成比を縮小させた。アポセールス等を含む訪販で見た①②の件数は、 国センサイトの8月31日時点件数で①が同14.6%減の6309件、②が同13.6%減の6042件。 なお、②はNHKの受信契約トラブルが過半数を占めるとみられる。
一方、前年度に6位以下だった③が構成比を急速に高め、訪販件数の9年ぶり増加に影響した。訪販で見た③の同時点件数は同138.4%増の5260件。
③は、他の取引形態を含む相談全体で見た件数も、同12.9%増の1万3331件と拡大。国センはまとめで、 訪販と電話勧誘販売による電力会社の切り替え等のトラブルがみられたとしている。
(続きは2020年9月10日号参照)
