トップインタビュー 中川 利光 支社長 

「次世代の精油」、新製品ライン4月開始
DIYノウハウをキット化、未経験者に活用



 前後(4月3日号3面)に続き、ヤング・リビング・ジャパン・インクの中川利光支社長に話を聞いた。(インタビュー実施日は2月27日)

CBDを通年販売に
月桃の生産量を増強


 ――製品政策を伺いたい。人気のCBDラインで、一昨年より数量限定販売が続いていた。
 「1月から、経口摂取できる食品グレードの製品と美容オイルの2品で、レギュラー販売を再開した。原料のCBDは、昨年12月に施行された改正大麻取締法に準拠している。4月には、ボディバームもレギュラーに戻せる見通し」
 ――昨年4月〜6月、会員参加型のウェイトマネジメントプログラムを実施した。
 「エントリーはチーム単位で、計350人の参加があった。適切な食事、運動とともに、1食置き換え型のプロテインと(主力ドリンクの)『ニンシアレッド』、機能性表示食品の『ブラックジンジャーPMF』などのセット製品を使用してもらった。体重や体脂肪率の変化量、バランスの取れた健康的な体型になったかなどを基準に、上位入賞者を表彰した。企画としては一旦、昨年で終了」
 ――沖縄で月桃の生産事業に着手し、一昨年より、月桃のエッセンシャルオイル(精油)の販売を始めた。昨年の販売数は。
 「グローバルで1万本。そのうち2000本を日本で販売した。非常に人気で、すぐに完売した」
 ――生産強化は。
 「求められている供給量に対して、自社農場の栽培だけでは生産が追いつかない。3カ所のパートナー農場の協力を得ているが、それでも足りていない。新しいパートナーを更に増やす必要がある」
 ――今年、計画する出荷数は。
 「1万本の予定」

月桃のジェルとス
プレー、9月発売


 ――月桃が原料の化粧品の発売を計画していた。
 「9月の25周年記念イベントに合わせて、キャリアジェルとミストスプレーを発売する。期間限定の販売となる予定」
 ――こちらの出荷数は。
 「原料は沖縄産。沖縄の地域経済に貢献したいと考えており、製造も沖縄のベンダーに依頼する。ただ、こちらが求める品質をクリアできるベンダーは生産規模が限られる。2製品合わせて1万本〜2万本くらいを計画している」
 ――売上に占めるエッセンシャルオイルの割合は。
 「6割くらい。その他が『ニンシアレッド』やサプリメントなど」
 ――今年、新製品の計画は。
 「『ディープスペクトラ』という新しい製品ラインが始まる。昨年11月に限定販売した『フランキンセンス2』と『フィトコンプレックス』は、各600本が4日間で完売した。この2製品を4月より正式に販売する」
 ――新ラインの特徴は。
 「通常の蒸留で抽出できなかった植物成分を抽出できる特許技術を用いている。従来は抽出できなかった成分を配合しており、非常にユニークな次世代のエッセンシャルオイル。例えば、『フランキンセンス2』は、これまで抽出できていなかったフランキンセンスの成分を取り出し、配合している。今後、『ディープスペクトラ』製品をどんどんローンチしていく」

「YLフェスタ」で
精油使ったDIY
 ――フィールド活性化のための取り組みを伺いたい。