同業他社の「公式ストア」戦略
ロイヤル化粧品…転売に警告、出品者が取り下げ
エックスワン…7年前開設、「認知向上」のため
アムウェイ…昨年閉店、「シェアバー」は継続

▲昨年10月に公式ストア(=写真)を開設したロイヤル化粧品は、今後、偽造品が出てきた場合、Transparency制度を導入する可能性を示唆
出店目的の一つは、Amazonのマーケットプレイスで販売されていた転売品の排除。「弊社と無関係な転売品が散見されたため、正規品のブランド保護や薬機法の観点から出店を行った」という。
過去には、出品業者に対する措置にも着手。「詳細は差し控えるが、転売品の出品者に対して警告を行い、出品を取り下げてもらった事がある」という。
運営は親会社のストリームが担当。同社の出店以前から、主力部門である家電系WEB通販「ECカレント」の公式ストアを運営してきた。
出店の前年となる17年3月には、ストリームが楽天市場で「ワンズマート」を開設。ここでも同社の製品を販売してきた。「ワンズマート」は19年、同社のオフィシャルショップに刷新している。
公式ストアで販売していたのは、健康食品ブランド「ニュートリライト」の製品群。売上トップの「トリプルX」をはじめプロテイン、CoQ10などの人気アイテムを揃えていた。
開設当時、同社は公式ストアを「新品の製品を安心してお買い求めいただける唯一の正式取扱店」と位置づけ、会員とのパートナーシップの下で「転売による流通量の減少に努めていく」方針を示していた。
また、販売価格は定価だった一方、会員の紹介≠ェあれば割安で購入できる「シェアバー」制度を導入していた。