オッペン化粧品の「ローズウィーク」 充実度増す地元密着施策
10年超の開催実績、強み≠ノ
次世代への訴求にどう活かすか

▲オリジナル品種を含む337種のばらが楽しめるこの時期の風物詩

▲開催初日に訪問した吹田市の後藤圭二市長と瀧川照章社長
定着したばら園
公開イベント
「オッペンローズガーデン」に植えられているばらは337種4000本にも及び、その数を増やしている。この時期は、「エリカ87」「リベラ87」といったオリジナル品種のばらが満開となるため、ばら園は一気に華やいだ雰囲気になる。ばら園には2種のオリジナル品種のほかに、「ラヴィディキミコ」「ミセスサチコ」と、「オッペンローズガーデン」でしか見ることのできない4品種があり、ばら愛好家には注目されている。ばら園は関西でも有数の規模で、関西エリアの花スポットを紹介する書籍にも掲載された。会場のスタッフによると、今年は天候の影響か、例年よりばらの開花が遅れており、つぼみの状態のばらも散見されたが、「その分長く楽しんでいただける」(会場スタッフ)。オッペン化粧品のばら園は、今でこそ本社のばら園が一般に浸透しているが、以前は大阪・千里中央にあったばら園「オッペンローズシャトー」が知られていた。当時も満開の時期に合わせて一般開放されており、大勢の来場者で賑わったという。「ローズウィーク」は、かつてのイベントを復活させ、地域密着型の企業として存在感をアピールする目的でスタートしたが、10年以上の年月を経て、内容の充実が図られてきた。
「ローズウィーク」では、無料公開のばらの自由観覧がメーンイベントだが、それ以外にもさまざまな催しやブースが用意されている。