トップインタビュー 日本シャクリー 杉 茂男 社長
初の機能性表示食品、売上の3〜4%に成長
ニーズ引き出すスキル、学ぶ機会を初心者に

機能性表示の説明
過程等、会員に研修
「目的は、10月に発売した機能性表示食品『アイ&スリープ』の理解を深めてもらうこと。当社が機能性表示食品を取り扱うのは初めて。既存製品との最大の違いは、届け出を行った機能性表示をダイレクトに伝えることができる点にある(※1)。
製品の説明に至るプロセスや説明の仕方が既存製品と変わってくる。そのポイントを学んでもらった。
また、説明の助けにしてもらうため、『アイ&スリープ』のランディングページやフライヤーを用意して、関与成分の臨床試験データを掲載した」
――販売促進プロモーションとして、「Dr. Forrest Shaklee Day」と「レッツトーク・シャクリー」を実施した。
「『Dr.Forrest Shaklee Day』は、『アイ&スリープ』の発売と、創業者の生誕月が11月で逝去月が12月であることを受けて、10月〜12月に実施した。
期間中、新規登録者1人を出す毎に、デモ用のシェアリングキット1セットを提供した。キットの中身は、『アイ&スリープ』や(主力健康食品の)『インスタント プロテイン』の新フレーバーなどのデモ製品。
『レッツトーク・シャクリー』では4月〜5月、コミットメントシートを会社に出した会員にデモ製品を提供する形で実施した」
デモ用キットを提供
新規紹介者1.5倍に
「大きいものがあった。特に『Dr. Forrest Shaklee Day』が好評で、期間中に新規登録者を出したエンローラーの数は、通年平均の1・5倍に増えた。お試しのツールとして役立ったと思う」
――シェアリングキットのプロモーションを今年も行うか。
「昨年と同じタイミングでやりたいと考えている」
――「アイ&スリープ」の売れ行きは。
「具体的な売上は公表していないが、月次の売上の3%〜4%を『アイ&スリープ』が占めている。発売当初は売れても、その後、下がっていくパターンはよくあるが、売れ行きを保っている。他の製品とカニバリズムを起こしてもいない。
発売後の10日間に購入した会員を対象としたアンケートでは、利用を始めて2週間ほどで、睡眠の質に関する体感を得ていた人が多くみられた。今は、体感を得た後も継続利用してもらうためのマーケティングに力を入れている」
――限定販売で好評だった、「インスタント プロテイン」のヨーグルト味を通年化した。
「売れ行きは、7種類あるフレーバーの中で3位から4位。1位はレギュラー、2位はコーヒーになる」