アフィリエイトプログラムを開始
「新しいマーケット、構築するツールに」

　Ｍ３（東京都港区）がアフィリエイトプログラムに乗り出す。ナレッジコミュニティサイトを運営するオウケイウェイヴ（東京都港区）と提携して、同社のＷＥＢ通販サイトに化粧品等を出品。アフィリエイトＬＩＮＫ経由で注文に至れば、小売りマージンを支払い、注文ボリュームは報酬プランに反映する。狙いを西山啓道社長に聞いた。（インタビュー実施日は４月16日）
　

化粧品４種を出品

　 　――昨年、オウケイウェイヴ（以下オ社）との業務提携で、会員向けにアフィリエイトプログラムを始めると発表した。進捗は。
　「（オ社のＷＥＢ通販サイトの）『ＯＫＷＡＶＥショッピング』で、４月より、（化粧品ラインの）『ミラセル』の４アイテムの取り扱いを始める。ほかに出品するアイテムは、フィトンチッドのハンドスプレー。アフィリエイトの申込の受付は６月以降を考えている」

　――アフィリエイトに会員の反応は。
　「アンケートを取ったところ、『興味はあるけれどやり方が分からない』という回答が大半だった。そういった人は、インスタグラム等のＳＮＳをやっていても、写真を上げるくらいにしか使ったことがない。今後、オ社のほうで、アフィリエイトの仕組みや販売につなげるノウハウをオンラインで学べる場を設ける予定。商品の紹介記事の作り方などは、（オ社が運営する）『ＯＫＷＡＶＥメディア』を参考にしてもらえる」

　――アンケートで、アフィリエイトを実際にやりたいと答えていた数は。
　「数十くらい。別のアフィリエイトの経験者が多いようだった」

　――アフィリエイトの事業としての見通しは。
　「新しいマーケットを構築していくためのツールの一つと捉えている。始めてすぐ、現場がすごく活性化するとは思っていない。続けていくことで、アフィリエイトを得意とするような人が入ってくる可能性が高まる」

ＭＬＭ報酬に反映

　――Ｍ３の商品だけでなく、「ＯＫＷＡＶＥショッピング」で取り扱われている他の商品をアフィリエイトで販売することもできる。
　「（オ社が）規定の手数料を支払う。全体のアイテム数は５万くらいを目指していると聞いている」

　――手数料の料率は。