訪粧協 第52回定時総会を開催
西方会長「リアル接点の活用こそ」


総会は、会員数40のうち、出席23、委任状出席16で成立。冒頭、西方会長は昨今の業界環境に触れ、「DXやOMOの利便性が近年注目されている。その一方で、リアルでのふれあいもあり、今後はこれが(今後の市場展開に)大事になっていくのではないか。事業者としては、お客様にそのような場づくりを提供することが大切。リアル接点の使い方やタイミング、適切なカウンセリング等によって、訪販という顧客接点をどのように喜んでいただくか」と言及。また、「2021年の改正特商法が一通り施行され、行政当局としては改正5年後の見直しが今後進められるものと推察している。昨今、化粧品類を含む特商法の通信販売や連鎖販売における誇大広告を含む行政処分のほか、景表法の運用においても、サプリメントなどを対象としたステルスマーケティング広告の事案において措置命令が発出されている。これらにあらかじめ対処していうことは、企業としてのモラル、リテラシーが強く問われる」として、協会として会員企業に対し、講習会の実施、行政動向および関連法規改正等の情報をタイムリーに提供し、事業活動と競争環境の整備を進めるとともに、販売員教育や消費者対応への取り組みを強めていくと述べた。