訪販協 中陽次氏が会長続投 新理事は5人

設立45年の節目「訪販の原点に立ち戻って」



▲中陽次会長


▲平林孝之経済産業省商務・サービスグループ消費・流通政策課課長

 日本訪問販売協会(事務局・東京都新宿区)は6月18日の理事会(会場=明治記念館)において、エフエムジー&ミッション(東京都港区、旧エイボン・プロダクツ)取締役社長の中陽次氏を会長に選出する決議を行った(表参照)。今年1月、前会長のポーラ・竹永美紀前社長が任期途中で退任したことを受けて、19年6月より副会長を務めてきた中氏が会長に就任していた。改めて会長に選出された形。
 理事会に先立って行われた通常総会では、新たに5人の理事が就任した。5人は、日本メナード化粧品常務取締役の久保木晴一氏、ノエビア代表取締役社長兼CEOの毛鎗晶宏氏、アイビー化粧品取締役経営管理部部長の中山聖仁氏(前監事)、ポーラ執行役員の安野晋平氏、日本ホームヘルス機器協会専務理事の渡邉裕一氏。久保木氏は理事会で副会長に選出された。また、新監事としてミカタ税理士法人税理士の柴田昇氏が就任した。
 総会後の懇親会(参加者数=約100人)のあいさつで中会長は、協会が毎年度まとめている「訪問販売業界売上高推計値」の減少傾向が続いており、「厳しい商売の状況が続いている」とコメント。
 ただ、推計値の額は「ずっと1兆5000億円弱くらいを維持している」として、「世の中に必要とされている証しではないかと思っている」「訪問販売はただの無店舗販売ではない。買ってくれたお客様の面倒を最後まで見る無店舗販売が訪問販売だと思っている」と述べた。

(続きは2025年7月3日号参照)