JEO通常総会 「エステJIS」策定

来年度運用開始めざす


 エステティック業界の第三者機関である日本エステティック機構(事務局・東京都千代田区、福士政広理事長、略称・JEO)は6月27日、第23回通常総会を開催した。
 開会の挨拶において、福祉理事長は、昨今のエステティックサービスを取り巻く環境を踏まえ、JEOとして「エステティックJIS」(仮称)の策定に注力し、業界の健全化、消費者が安心・安全にサービス提供を受けられる環境整備に努めていくことを述べた。「エステティックJIS」は、エステティックサロンの適正な運用、マネジメント、コンプライアンスを標準化を踏まえたもので、2026年に完成予定で枠組みづくりを行っている。
 2024年度の事業報告では、エステティックサロン認証事業について触れられた。サロン認証制度は2007年から18年実施している。コロナ禍を機にサロンの売上が減少したことから、認証付与サロンは118サロン(25事業者)にまで減少している。同年度では、更新12サロン(のべ5事業者、前年度分含む)の認証が付与された。また、「美容ライト脱毛」の認証サロンについては、前年度の認証はなく、合計24サロンとなった。
 エステティシャン試験制度認証事業については、300時間相当の認証試験制度である「エステティシャンセンター試験」(日本エステティック試験センター運営)の合格者が1012人となり、累計3万7499人となった。

(続きは2025年7月10日号参照)