フォーデイズ3月期 売上3%減の308億、健康食品が4%減

純利5%減
化粧品は微減


 フォーデイズ(本社・東京都中央区、和田佳子社長)が6月23日に公表した25年3月期実績(海外市場含む)は、売上高(税抜きベース)が前期比で3.3%減の308億7700万円となった(グラフ参照)。減収は2期ぶり。損益は営業利益が4.3%減の24億3500万円、経常利益が0.6%減の32億8000万円、純利益が5.9%減の20億1400万円。売上および純利益の減少は「会員数の減少、経費の増加が主な要因」(同社)としている。
 同社によれば、25年3月期末の活動会員数は22万人。前年同期末に比べて約1万人の減少だった。  製品カテゴリー毎の売上は、健康食品部門が4.0%減の239億6800万円。16年3月期以降の過去10期で最も小さかった。
 主力の核酸ドリンク「ナチュラルDNコラーゲン(以下DNコラーゲン)」は、昨年12月にバージョンアップを実施。刷新は10度目。既存成分のうち、コンドロイチン含有鮫軟骨抽出物とヒアルロン酸含有鶏冠抽出物の2つを、プロテオグリカン含有鮭鼻軟骨抽出物に置き換えた。置き換えたプロテオグリカンは、既存2成分の特性を併せもつ。
 同部門における製品別売上は「DNコラーゲン」がトップ。これに次いで、アミノ酸加工食品の「BCAA&グルタミンDX」が大きかった。
 化粧品部門は0.8%減の69億800万円。前期の同部門は過去最高の売上だった。製品別売上トップは主力美容液「ムーサLU・セラム tia」。同製品は3年前、主原料の核酸成分を強化する新規成分追加などのバージョンアップを図っている。
 新製品群は、ベーシックスキンケア「ムーサ イオ finalシリーズ」を発売した。同シリーズの売上高は「開示していない」(同社)とした。

(続きは2025年7月17日号参照)