トップインタビュー シズルインターナショナル・シズルジャパン

5年連続2ケタ増、日本の成長率「高い」
日・米・豪でモデーア会員移動「全力でサポート



シズルインターナショナル
ケイデン・マウワー
 プロダクトマーケティングマネージャー(右)
トーマス・マウワー・ジュニア
 グローバルオペレーションディレクター(中央)
シズルジャパン
スコット・マードック 社長(左)
 シズルインターナショナル(米ユタ州)が成長路線を維持している。過去5年の売上は毎年、2ケタ増を達成。自社開発・製造の新製品のヒットを背景に、新規の流入が好調という。また、4月に事業を終了したモデーア社の会員組織が同社に移動。前身である旧ニューウエイズと創業者を同じくするだけでなく、一族経営・無借金経営による安定性が求められたという。このほど来日したケイデン・マウワープロダクトマーケティングマネージャー、トーマス・マウワー・ジュニアグローバルオペレーションディレクター、日本法人のシズルジャパン(東京都千代田区)のスコット・マードック社長に話を聞いた。(インタビュー実施日は7月2日)
   

日本の売上、米国に次ぐ

 ――前期(=24年12月期)のグローバル売上を伺いたい。
 トーマス・マウワー・ジュニアグローバルオペレーションディレクター(以下ト)「非公開会社のため具体的な数字は開示していない。ただ、過去5年間の売上は毎年、2ケタの成長を続けていることを言える。また、成長率は毎年、高まっている。
 (会社理念の)マウワーミッションを実践し続けてきたこと、製品の開発・製造を自社で行っていること、会員に利のある報酬プランを運用していること、フィールドの声に常に耳を傾けていることなどが、成長の継続に繋がっていると思う」

 ――もっとも売上の大きい国は。
 「グローバル売上の約8割が米国。昨年と変わらない」
 他の2カ国の売上順位は。
 「2番目に大きいのが日本。次がオーストラリアになる。順位はここ数年、変わっていない」

 ――米国のフィールドの状況を伺いたい。
 ケイデン・マウワープロダクトマーケティングマネージャー(以下ケ)「業界を見渡すと、コロナ禍を経験した中で、会社によってはソーシャルメディアに大きく依存したビジネスを行うようになったところがある。しかし、MLMは対面で人と繋がり、信頼感を作ってこそのビジネスだと考えている」

 ――ここ数年の間に報酬プランの見直しを行ったか。
 「変えていない。今後も変える予定はなく、フィールドから見直しのリクエストは受けていない」

腸内細菌製品、日本発売へ

 ――製品の開発、投入の状況は。
 「毎年、10〜15の新製品を発売している。その中には、フィールドの意見を反映して開発したものもある。例えば、ヴィーガン用プロテインなどがそう」

(続きは2025年8月7日号参照)