ポーラの商品戦略 基幹ブランドで攻勢強める
要の販売網改革の進捗は
▲2025年最大の目玉となる新「B.A」
▲新規ユーザーへのフックとなる「リンクルショット」
ポーラ(本社・東京都品川区、小林琢磨社長)が、基幹ブランドで攻勢を強めている。9月1日に発売される最高峰ブランド≠フ新「B.A」では、本品の投入に先かげて、まず8月1日から新「B.A」を用いたエステサービスを「ポーラ ザ ビューティー」などエステメニューを展開している店舗でスタート。次いで、9月に本製品を発売。秋冬には、ホリデーシーズンの商戦に合わせて限定コフレ「B.Aシンボリックコレクション」(税込1万5400円〜2万6400円)を投入。さらに、12月には「B.A」ブランドの中でも最高級の機能性と高価格で展開している「B.A グランラグゼW」「B.A グランラグゼ O(オー)」と新アイテム(B.Aクリーム)を組み合わせた「B.A ラグジュアリーコレクション」(同3万9600円〜13万5300円)を展開する。
「B.A」は、周知のとおりポーラを代表するブランドであり、その知名度は国内外でも高まっている。ポーラ全ブランドにおけるB.A売上占有率は、国内では40%で、主力ブランドであるものの、「アペックス」をはじめとする他の主要ブランドとも売上を分け合っているが、海外での売り上げ占有率は8割にも上り、ポーラとしては、「B.A」を軸に海外マーケットでのシェア拡大を図りたいところだ。