アムウェイ 個々に最適化された製品・サービス、展開へ

腸内マイクロバイオームの解析技術を活用



▲右からメンシコヴァ社長、チCEO、キム薬学博士
 日本アムウェイ(本社・東京都渋谷区、イリーナ・メンシコヴァ社長)は、腸内マイクロバイオーム(微生物叢)を解析・シミュレーションする技術を使い、個々人に最適化された製品・サービスの展開を図る。同技術をもつHEMPharmaJapan(エイチイーエムファーマジャパン、以下H社、東京都渋谷区、チ・ヨセフ代表取締役CEO)との協業によって実現を目指すもの。
 H社は1月設立。親会社の韓国HEMPharmaは16年に設立され、マイクロバイオームの解析・シミュレーション技術「PMAS」を開発した。技術の特許をアメリカ、日本、韓国、マレーシアなど複数の国で取得しているという。
 韓国H社は、日本アムウェイの親会社である米アムウェイと8年前に提携。アムウェイが展開する100カ国以上で共同研究等を進め、韓国ではMyLABと呼ぶマイクロバイオームの解析サービスを提供するなどしている。
 米アムウェイは6月、韓国H社との戦略的パートナシップの強化を発表。日本やタイ、マレーシア、台湾でも「PMAS」を活用したパーソナライズド・ソリューションの提供に力を入れていく方針を示していた。米アムウェイは韓国H社との間で、「PMAS」に関する独占契約を締結している。

(続きは2025年9月11日号参照)