トップインタビュー DAIYAMONDLIFE 近藤 秀仁 社長

売上23%増の48億円、活動会員5・5万人
限定ウナギ「5分で完売」、通販売上10億円




▲沖縄の養豚場(=写真)の飼育法をFC式で全国展開する
 DAIYAMONDLIFE(ダイヤモンドライフ、本社・福岡県糟屋郡、近藤秀仁社長)の増収が続いている。活動会員数の増加を背景に、25年5月期は前期比23%増。WEB通販製品の定期プレゼントが奏功しており、通販売上は10億円を超えた。今後は機能性表示の届け出を引き続き推進。沖縄で経営する養豚場は、独自の飼育法のフランチャイズ展開を計画する。近藤社長に話を聞いた。(インタビューはオンラインで8月19日実施)

 

プレゼント回数
2カ月に1度に

 ――25年5月期の実績を伺いたい。売上は。
 「48億200万円。前年(=24年5月期)が約39億円だったので、昨対比で約23%増だった」
 ――月間の新規登録数は。
 「通常で約1000人。プロモーション等でもっと増える月もある」
 ――増収の要因は。
 「人の数が想定していたより増えた。現在のアクティブ会員数は5万5000人を少し超えたくらい。昨年の今頃は5万人弱だった。当社では、登録後、製品の注文がメインポジションで連続3カ月ないと、自動的に退会になる。一方で購入の継続率は高く、会員数の純増につながった。今年(=26年3月期)は6月、7月と連続で会員数が過去最高を更新した」
 ――購入継続に効果を上げた政策は。
 「リピートを続けると、2カ月に一度、(グループ会社が運営するWEB通販の)『おめがね』で販売している製品などがメインにプレゼントされる。これを楽しみにしている会員が多い。特に年配の方に人気がある。昨年は3カ月に一度だったが、今年から回数を増やした。これも大きかったと思う」

「おめがね」事業
人気はスポット品

 ――プレゼントの内容は。
 「食品が多い。今年は、めんつゆ、コーヒー、醤油、鍋スープなどを贈った。どれも無添加の商品だ。他は無農薬米、有機紅茶、オリジナルのレトルトカレーなど。1回あたり3〜4種類をプレゼントしている。品数はどんどん増やしていく。今回はダイヤモンドライフで試作中のロイヤルゼリードリンクや青汁をプレゼントした。名称の通り、私のお眼鏡≠ノ叶った商品だけを取り扱っている」
 ――「おめがね」事業の売上は。
 「昨年は10億円を超えた。これは『おめがね』の運営会社の売上で、当社の売上とは別になる。プレゼントの費用は、運営会社が当社に支払う宣伝広告費の一部として扱われている。『おめがね』の売上が増えれば、プレゼントの内容も更に良くなる」
 ――「おめがね」の売れ筋は。
 「スポットで出す限定品が人気。最近だと、日本であまり流通していない希少なパイナップルを1800個用意したところ、1時間で完売した。やはり数量限定で出した国産ウナギは5分で完売した。通年商品は、例えば、夏場になるとめんつゆの売れ行きが良くなったりする」

骨成分維持の機能性
表示食品、10月投入

 ――主な購入層は。
 「会員が8割で、残りが一般のお客様。会員はお得な割引価格で購入できる。スポット商品は、約束した数量を生産者から全て買い取るので、安く提供できる」
 ――MLM製品の売れ行きは。