トップインタビュー ナチュラリープラス 田嶋 隆志 社長
「IBO」増加、活動レベル「底上げされた」
セミナー数の増加政策を転換「力もつ会員増やす」

25年8月期売上
2%増見通し
――25年8月期業績について伺いたい。国内の売上は。
「前期(=24年8月期)に対して2%以上の増収となる見通し」
――24年8月期は5%の減収だった。
「前々期(=23年8月期)並みの売上に戻すには、もう少し頑張る必要がある」
――増収見通しの主な要因は。
「社長に就任した19年から、『IBO(インディペンデント・ビジネス・オーナーズ、※1)』を育てる政策を進めた。これを6年間続けてきて、『IBO』がしっかりと力をつけてきた。
『IBO』になった段階で得ている報酬は、年200万〜300万円の人が多い。そこから地道な活動を続けて、(MLMビジネスの)経験がなくとも週200万円の報酬を受け取るようになったリーダーが複数名、誕生した。現場の勢いが以前より増している」
――「IBO」の資格をもつ会員の数は。
「約650名(8月末時点)。昨年に比べて50名ほど多い。増えるだけでなく、今話したように『IBO』の活動のレベルが全体的に底上げされた。一昨年は900名を超えていたが、これは例外的で、『スゴ得! 1+1(ワンプラスワン)』キャンペーン(※2)の影響が大きかった」
集客数、判断基準に
講師の実績が左右
――25年8月期のアクティブ会員と新規登録の人数は。
「有効会員数は約10万名。前期とほぼ変わらない。新規は月平均で約2000名。累計では前期より少し増えた。会員の活動がうまく回り始めたという手応えがある。『IBO』を始めた当初は、もっと早いスピードで新規が増えることを期待していた。時間がかかったとは思うが、今は頼もしさを感じている」
――26年8月期の新規の見通しは。