消費者委員会 委員長に鹿野菜穂子氏、2期連続
特商法で速やかな対応「検討必要」
9月1日に発足した第9次消費者委員会の委員長に鹿野菜穂子委員(慶應義塾大学名誉教授)が就任した。同19日の本会議で互選により決定した。委員長就任は第8次に続き2期連続。委員は第4次〜第5次(13年〜16年)でも務めており、4度目となる。
同19日の就任あいさつで鹿野委員長は、第8次から引き継いだ留意事項として、デジタル化・AIへの対応、地方消費者行政の充実・強化、消費者法制度のあり方、食品表示のあり方、第5期消費者基本計画の検証・評価監視を説明。「これらの課題にしっかりと取り組んでまいりたい」「何をどういう順番で検討するのか、委員の間で意見交換をして決めたい」と述べた。
7月に答申を行った「消費者法制度のパラダイムシフトに関する専門調査会」の報告については、「抽象度が高いところがある」「次のステップがとても重要」と述べた。