トップに聞く 「生産力4倍に」 1億ドル台半ばの設備投資

溢れるディープフェイク、高まる対面の信頼性



▲ライアン・リーガル会長兼CEO


▲アヨ・オラセインデ会長
 サラダマスター親会社のリーガルウェア(米ウィスコンシン州)は大型投資で生産力の強化を図る。日本を含むアジア太平洋市場は開拓に引き続き力を入れる。ダイレクトセリング(DS)モデルは、生成AIによるディープフェイク問題などを背景に、情報を対面で伝える強みが増すとの考えを示した。「LCE」のため来日したリーガルウェア取締役会長兼CEOのライアン・リーガル氏と、サラダマスターの欧州・中東市場開拓を担い、英ダイレクトセリング協会(DSA)取締役会会長を務めるサラダマスター取締役会会長のアヨ・オラセインデ氏に話を聞いた。
 
 ――24年度のグローバルの売上は。
 リーガル会長兼CEO(以下リ)「小売りベースで約2億ドルとなる」
 ――売上に成長がみられた上位3カ国は。
 リ「成長率が高かった国は、上から順に日本、英国、米国。ただ、日本はそもそもの規模が小さいため、増えた額は小さい」
 ――売上は米国がもっとも大きい。3番目に高い成長率となった要因は。
 リ「一番は人の力と言える」
 ――新たに進出を予定する国は。
 リ「台湾、ベトナム、マレーシア、タイ。アジア太平洋市場を、成長の見込める最適な地域と捉えている」
 ――米国で大型の投資を行うという。