訪販協 カスハラ対策、会員向け指針作成
著しい迷惑行為、10パターン例示
日本訪問販売協会は、会員企業に参考としてもらうカスタマーハラスメント(カスハラ)対策の基本方針のガイドラインを策定した。10月9日の理事会で決議した。カスハラの具体例や社内・社外の対応策を盛り込んだ。
カスハラ対策をめぐっては、国が改正労働施策総合推進法を6月に公布したほか、東京都がカスタマーハラスメント防止条例を4月に施行。カスハラから従業員を守るための対策が事業者の義務とされた(条例は努力義務)。
ガイドラインは、その趣旨について、従業員の安全な就業環境の確保等を図ることが「対面ビジネスを中心とする顧客等とのより良い関係の形成につながる」としている。
ガイドラインは@はじめにAカスハラの定義Bカスハラへの社内対応Cカスハラへの社外対応――の4章で構成。
