訪販協まとめ 2024年度のDS市場規模

1.8%減の1兆4335億円、減少幅は縮小
上位2品目…化粧品6%減、健康食品4.9%減



 日本訪問販売協会(東京都新宿区)が、正会員企業の売上データや一部の非加盟事業者の推計値などをもとに25年12月22日までにまとめた、国内ダイレクトセリング市場における2024年度(24年4月〜25年3月)の「訪問販売業界の売上高推計値」(小売ベース)は、前年度比で1.80%減の1兆4345億円だった(グラフ参照、※1)
 7年連続のマイナス成長。マイナス幅は前年度に対して0.38ポイント縮小させた。金額ベースは263億円の減少。減少額としては過去5年のいずれも下回った。

教材2.6%増

 推計値のピークは96年度の3兆3400億円。以降は長期的な縮小傾向が続く。過去10年は、化粧品や住宅リフォームなどの堅調を受けた16〜17年度に増加。一方、2度目の消費増税が行われた19年度に3.39%減、コロナ禍に見舞われた20年度に4.97%減の大幅減を記録した。
 売上推計における上位10品目(表参照)の前年度比と金額は、1位の「化粧品類(ヘアケア、入浴剤など含む)」が6.0%減の2558億円、2位の「健康食品」が4.9%減の2203億円。いずれも3年連続の減少。マイナス幅は化粧品が4.4ポイントの拡大、健食は1.6ポイントの縮小だった。
 3位以下で増加率が大きかったのは「学習教材」。2.6%増の240億円だった。減少率の大きさが目立ったのは3品目で、「浄水器等」が9.1%減の209億円、「衣料品」が5.4%減の106億円、「下着」が3.6%減の297億円。

紅麹事件、影響か

 協会事務局は、化粧品のマイナス幅が拡大した背景について「以前からの印象として、コロナ禍後の販売体制の見直しが中々うまくいっていない」「ビジネスモデルを築き上げられず苦戦している」「会社によって濃淡はあるが大手の伸び悩みを感じる」とコメント。販売現場の高齢化の一層の進展、より低い年齢層の流入の滞りも指摘した。

 

(続きは2026年1月22日号参照)