DS化粧品 今年も強まるハイブランド展開

海外市場見据えた動きも



▲老舗各社が最高峰ブランドのテコ入れを図る(写真はノエビアのスペチアーレ)
 
 

   ダイレクトセリング化粧品市場では、老舗企業の多くが主力スキンケアブランドの刷新に力を入れている。背景には、コロナ禍を機に進んだ消費者の価値観や購買行動の多様化があり、ニーズに沿った商品提案の重要性が増している。加えて、化粧品市場ではドラッグストアやECが主な商品購入先となっている一方、サロンやダイレクトセリングといった対面販売型のチャネルは年代を問わず占有率の低下が続く。直接対面によるカウンセリング、施術、商品提案を主要チャネルとするダイレクトセリング化粧品企業では、自社の強みを追求する取組みが強まっており、主力スキンケアブランドの刷新もその一環だ。
 製品のリニューアルは定期的に実施されるものだが、近年ではブランドの高級化が進んでいる。最新の研究開発成果をフィードバックするとともに、使い心地や香り、容器デザインを現代ニーズに合致したものとすることで、長年の愛用者を飽きさせないとともに、新規ユーザーの掘り起こしを狙う。化粧品市場全体では、コスパに優れた低価格アイテムと、高機能・高価格のハイブランドの二極化が進む一方で、もともと中〜高価格帯を得意としてきたダイレクトセリング化粧品企業としては、ハイブランド化が定石となっている。美容に高い関心をもつコアユーザーの掘り起こしによって高収益体質の確保・拡大を目指す。この動きは、2026年も引き続き強まりそうだ。


 

 

(続きは2026年1月22日号参照)