DS化粧品 ロイヤルユーザーの育成策

組織活性化の基盤に



▲60周年の節目と合わせてロイヤルメンバー限定の企画を実施(シーボン)
 ダイレクトセリング化粧品分野では、ライフスタイルや購買行動、価値観の多様化を背景に、ビジネスモデルの改革が盛んだ。さまざまニーズに対応するために顧客接点を増やし、店舗販売やECに連動した導線を整備することで、販売員による直接対面のカウンセリング、商品提案につなげることで、このビジネスの強みを活かしながら新規ユーザーへの訴求力を高めることができるというわけだ。同時に、多様なブランドの入口から入ってきたユーザーをいかに定着させ、ロイヤルユーザーへ育成していくかも重要。販売組織の力が強かった時代は、地域に密着した販売員が顧客とのコミュニケーションを通じて愛用者をつなぎ止めていたが、老舗企業の多くで販売組織の高齢化が進んでいる現在、メーカー側によるロイヤルユーザー育成の取組みも不可欠となっている。
 1月24日に創業60周年を迎えたシーボンは、60周年企画の一環として、ロイヤルメンバーを対象とした工場見学、製品づくり体験のツアーを昨年11月25日に実施した。ロイヤルメンバーを対象としたこうした取組みはこれまでも実施しており、好評を博していることから、今回も60周年に合わせたイベントとして開催された。当日は、栃木県河内郡にある生産センターおよび研究開発センターを訪れ、各施設の見学、60周年ヒストリー紹介&歴史製品見学、研究課によるセミナー、製品の香りのルームフレグランスづくり体験――を行った。参加者からは、「想像以上にとても丁寧で清潔で厳格な環境の下お仕事されていることに気づいた」「1つ1つの製品を人の手によりしっかりと分業しながら作っている過程や研究開発者の想いや研究結果を目の当たりにして感動した」といった感想が寄せられた。今回は250人超から応募があり、人数オーバーで参加できないロイヤルメンバーもいたことから、60周年期間中に改めて実施する予定だという。


(続きは2026年2月12日号参照)