トップインタビュー エヌ・ティー・エイチ 副社長 中川 綾子 氏 

新規の入口、愛用会員登録のみに
報酬取得条件から自己購入、除外


 毛染め商品「クイーンズ ヘナ」を主力にMLMを展開するエヌ・ティー・エイチ(本社・東京都中央区、上野淳子社長)は昨年5月、コンプライアンスの強化を目的にマーケティングプランの改定を行った。新規登録を愛用会員としての登録のみに限定。研修の受講、テストへの合格で可能となるビジネス活動は、報酬の取得条件から自己購入を除外した。改定のポイントや運用の状況を副社長の中川綾子氏に聞いた。(インタビュー実施日は25年11月20日)

 

研修受講、テスト
合格で活動可能に


   ――25年5月より愛用会員制度を始め、新規登録の形態を愛用会員のみに限定した。
 「愛用会員として登録した後、ビジネスをしたい人は、パートナー(=ビジネス会員)申請をしてもらう。所定の研修を受講し、試験に合格すれば、パートナーとなって活動できる」

 ――目的は。
 「コンプライアンスと法令遵守の強化になる。会員のほとんどは製品の愛用者。それは制度を始める前から変わらない。実際に仕事をする人は限られている。が、より社会に受け入れられるためには、愛用とビジネスをきちんと分けたほうがいいと判断した。それに、登録を検討いただく場合、入口は愛用のみのほうが抵抗は小さい」

 ――研修の中身は。
 「eラーニング方式で、特定商取引法をはじめとする関連法規、商品の特徴や適切な使い方、ビジネスマナーなどを学んでもらう。教材は社内で作成して、弁護士の監修を受けた。修了に要する時間は10時間程度」

 ――試験の内容は。
 「試験は2回、合格する必要がある。それぞれ、50問中45問以上の正解が条件。150問?200問を用意して、そこからランダムに出題される。試験に要する時間は、2回合計で1時間程度。高いハードルを設けた」

7千人が申請
訪販協に入会


 ――現在の会員数と、愛用会員制度を始めた後にパートナー申請した数は。
 「会員数は約10万人。そのうち約7000人が申請した。大半の会員は愛用のみを続けている。申請数は想定より多かった。マーケティングプランに手を入れて、多少、報酬を得やすくした。それで、ビジネスに関心を持つ人が増えたと思う」

 ――新しい制度に現場の反応は。


(続きは2026年2月12日号参照)