DS化粧品の美白商戦 独自成分・機能で差別化
人気カテゴリーで新規獲得
高機能・高付加価値化進む
▲独自の美白有効成分を配合した「ホワイトショット」シリーズ(ポーラ)
美白アイテムが重点施策(アイビー化粧品)
ダイレクトセリング化粧品分野では、販売員の高齢化、それに伴う地域での販売網の縮小といった課題がここにきて深刻化している。他方では、ライフスタイルや購買行動、価値観の多様化が進んでおり、ビジネスモデルを変化させる動きが盛んで、店舗販売やECに連動した手法を採用する場合が多く、特に老舗企業ではそれが顕著だ。このビジネスの強みである直接対面によるカウンセリングやサービス・商品提案につなげるには、何らかのフック≠ェ必要となるが、エイジングケアや美白といったカテゴリーは、競争が激しい半面、訴求力も高い。このため、各社はこの2大分野での製品開発に力を注いでおり、新商品の投入が相次いでいる。
美白機能の強化相次ぐ
化粧品市場では、エイジングケア、美白は依然として根強い人気があるカテゴリーだが、近年は機能性の強化が顕著だ。市場の競争激化によって新規ニーズの獲得が難しくなっていることが背景にある。
最大手ポーラの美白ブランド「ホワイトショット」は、2019年に日本国内では10年ぶりとなる新規美白有効成分「PCE―DP」を配合したラインナップを展開し、苛烈な市場競争において差別化を図ってきた。2月1日には、同ブランドから、「PCE―DP」やグリチルリチン酸2K、新成分含む3種の保湿成分を配合した化粧水「ホワイトショット クリアスキンローション」(150ミリリットル・税込9350円)を発売。気候変動やライフスタイルの変化、美容の選択肢の多様化などに着目し、美白ケアに加え、後から使うスキンケアの浸透感を高める、ブースター機能も備えた。「ホワイトショット」は長年の間、ホワイトを基調としたカラーデザインを採用していたが、現在は「エウレカ!ピンク」と呼ばれるビビッドな色合いのピンクをパッケージ等に採用しており、既存の美白ブランドからの脱却を図っている。グループのポーラ化成では先ごろ、レーザートーニング施術と「PCE―DP」を用いたホームケアの有用性を確認するなど、美容医療と自宅でのスキンケアの融合の可能性を示唆した。
ノエビアでは、UV対策シリーズ「レイセラ」の日中用美容液「ノエビア レイセラ 薬用ブライトニングセラム UV」を3月5日にフルモデルチェンジし、「ノエビア レイセラ 薬用ブライトニング UVセラム」(SPF34・PA+++、50グラム・税込5280円)として発売する。2つの有効成分に加え、8種類の植物&海藻エキス、3つの美容成分を配合。美白をしながら、シミ・ソバカスや乾燥などの原因となる紫外線(UV―A、UV―B)から肌を守り、透明感のある明るい肌に導く。新たな処方として、「密着プロテクトベール処方」を採用。高い密着感によって日やけ止め効果をキープしながら、快適でやさしい使い心地を追求した。みずみずしくてのびがよく、素肌にすっとなじむクリームタイプ。香りや容器デザインでナチュラル感を訴求し、若年層を中心に増えている男性の美白ニーズに対しても対応していく。