AI利用と消費者問題 調査会が初会合
消費者アンケートで実態調査、12月に報告書
消費者委員会の「人工知能(AI)技術の利用と消費者問題に関する専門調査会」(座長=小塚荘一郎学習院大学法学部教授)は2月13日、第1回会合を開いた。AI技術が急速に進化する中で、その利用で生じている消費者問題を整理。消費者のAI利用に関する実態調査も行う。12月を目途に、必要と考えられる対策などを報告書にまとめる。
消費者の自立的な意思決定がAI技術で阻害されることを消費者被害として捉え、対応策を検討していく。
具体的な消費者問題の類型、現行の法律・制度における課題、新たな規律・取り組みの方向性などを探る。消費者がAI技術を直接利用することで、認知プロセスにどのような変化がもたらされるかも検証していく。
実態調査は、生成AIを利用する10〜70歳代を対象にアンケートを実施。特に、ChatGPTに代表される対話型AIの利用状況と、生活への影響を調べる。調査結果は第2回会合で報告される予定。
第1回会合は、朝日新聞編集委員で、13年〜24年の在米中にAIをはじめとするテクノロジー分野を取材してきた五十嵐大介氏による説明と、委員によるヒアリングを中心に行われた。
五十嵐氏は、ChatGPTの登場以降、米国でもAI規制のあり方が大きく議論されている現状を紹介。
