PFAS検査義務、各社の見通しは
顧客の関心は「除去性能」、認知は途上

PFASの人体への悪影響は、海外において2000年代から注目を集めるようになった。
その撥水性などを活かした製造工場の近辺住民の血液から、高い濃度のPFASを検出。日本では約10年前、沖縄で、泡消火剤由来と疑われるPFASの問題が表面化。これに前後して、全国各地で地下水、河川からの検出報告が相次いだ。
PFAS問題をめぐる行政の本格対応は、PFASの製造・輸入等を原則禁止。過去に使用されたPFASを念頭に置いた検査は、20年、水道法で、水道水の水質管理目標設定項目に位置付けられ、50ナノグラム(1リットルあたり、PFOSおよびPFOAの合算)の暫定目標値を設置した。
その後、24年の内閣府食品安全委員会で食品健康影響評価が取りまとめられ、翌年5月、環境省中央環境審議会が水質基準等の見直しを答申。水道法の水質基準に関する省令が一部改正され、今年4月1日に施行される。
改正の中身は、PFASの基準値の設定と水道事業者等に対するPFASの定期検査の義務化となる。
