PFAS問題・販売会社の視点 イオスコーポレーション

水の安全性「真剣に考える時代に」


▲イオスコーポレーション・石川雄志代表


▲同社初の浄水器として、RO(逆浸透膜)フィルターの「?-eos(アールイオス)」(=写真)を発売
 PFASにかかわらず、有機化合物や重金属といった物質の除去能力は、ろ材によって変わってくる。業界の主流は活性炭や中空糸膜。一方、RO(逆浸透膜)フィルターを利用した製品も少なくない。国内の認知はまだ高くないところ、より微細な物質を除去できるため、水事情の良くない海外では広く普及している。イオスコーポレーション(東京都港区)は3年前、会社初の浄水器としてRO方式の製品を発売。その狙いやPFAS問題をめぐる考えを石川雄志代表に聞いた。(インタビュー実施日は3月4日)


 ――RO方式を選んだ理由は。
 「他のろ材に比べて除去能力が高い。PFASのみならず、マイクロプラスチックや放射性物質などを除去できる。それに、より長期間、最初の除去能力を保つことができる。
 開発段階では、活性炭や中空糸膜も視野に入れていた。私個人が浄水器に関心があり、いろんな製品を使ってきた。ただ、どうしても取り切れない物質がある。開発を一から仕切り直し、最終的にROの採用に至った」

   ――製品化にあたって、PFASの問題をどの程度意識したか。
 「開発に取り掛かった当時、PFASはすでにニュースで大きく取り上げられるようになっていた。問題自体は10年以上前から指摘されていた。また、日本以上に海外で問題が報じられていた。日本でも関心が一層高まっていくだろうと考えた。
 海外に比べて、日本の水はとても安全だと認識されてきた。浄水器やボトルドウォーターは、どちらかというと、より美味しい水を求めるニーズに応えてきたように思う。しかし、これからは安全が強く求められるようになる。消費者が水の安全性を真剣に考える時代に入ってきたと思う」

   ――会員のPFAS問題に対する関心は。
(続きは2026年3月26日号参照)