地域との連携強化推進 オッペン化粧品の「ローズウィーク」

風物詩≠ナ認知度向上
コラボ企画で次世代へ訴求


▲連日晴天に恵まれた2026年の「ローズウィーク」
 オッペン化粧品(本社・大阪府吹田市、瀧川照章社長)は、創業から70年以上の歴史をもつ老舗の化粧品企業だ。近年力を入れているのが地域とのつながりだ。ダイレクトセリングは人と人のつながりをベースに市場を形成してきたが、その役割を担ってきた販売組織は、高齢化や時代の変化などの要因によって縮小傾向が続いており、現代のニーズに合致したかたちでの地域密着が求められている。オッペン化粧品が毎年5月に開催しているイベント「ローズウィーク」は、2014年に始まった取組みで、既に10年以上が経過してこの時期の風物詩として定着した。回を重ねるごとに近隣の大学や組織・団体との連携を強化し、知名度を向上させてきた。

ばら園の公開
定番イベントに

 オッペン化粧品の「ローズウィーク」は、本社敷地内にあるばら園「オッペンローズガーデン」を一般公開するイベント。2014年5月に初めて開催され、以降、この時期の吹田市の風物詩として定着している。コロナ禍だった2020年、2021年はオンラインで配信のみだったが、2022年からリアル開催を再開。今年も、5月8日〜11日の4日間開催された。今回は連日の晴天に恵まれて大勢がばら園を訪れ、初日は約1600人、2日目は約2500人と例年を上回る来場者数となった。
 「オッペンローズガーデン」に植えられているばらは約300種3500本にも及び、その数を増やしている。この時期は、「エリカ87」「リベラ87」といったオリジナル品種のばらが満開となるため、ばら園は一気に華やいだ雰囲気になる。ばら園には2種のオリジナル品種のほかに、「ラヴィディキミコ」「ミセスサチコ」と、「オッペンローズガーデン」でしか見ることのできない4品種があり、ばら愛好家には注目されている。ばら園は関西でも有数の規模で、関西エリアの花スポットを紹介する書籍にも掲載された。同社によると、昨年の猛暑の影響によって多くのばらが傷み、1000株以上のばらが枯死してしまったという。このためばら園再生プロジェクトとしてクラウドファンディングを立ち上げ、100万円を目標に支援を募った。集まったお金は枯死株の捕植、土壌改良、育成環境の建て直しといった取組みに用いられる。同社のばら園は、現在は本社敷地にあるが、以前は大阪・千里中央にあったばら園「オッペンローズシャトー」が知られていた。当時も満開の時期に合わせて一般開放され、賑わった。

(続きは2026年5月21日号参照)