ポーラ・オルビス第1四半期 サロンチャネル縮小続く

利益率改善も課題多く


 ポーラ(本社.東京都品川区、小林琢磨社長)の苦戦が続いている。ポーラ.オルビスホールディングスの2026年12月期第1四半期は、連結ベースで売上高が前年同期比1.2%減の408億2900万円となった。損益面は、売上原価率が同0.5ポイント上昇の18.0%、販管費率はコストコントロールが奏功して同3.3ポイント低下の69.0%となった結果、営業利益は同18.7%増の49億2500万円、経常利益は同153.2%増の62億5700万円、当期利益は同88.0%増の24億6300万円と減収増益となった。
 減収の主要因は、ポーラの売上減だ。セグメント別の実績をみると、主力のビューティケア事業は売上高が同1.3%減の392億7700万円、営業利益は同20.3%増の8億4000万円。内訳は、ポーラブランドが売上高206億9600万円(6.3%減)、営業利益25億4100万円(4.0%減)、オルビスブランドが売上高127億6200万円(4.9%増)、営業利益28億3700万円(29.2%増)。また、Jurliqueブランドは売上高が20億1200万円(2.7%減)、営業損失1億7200万円、育成ブランドは売上高38億600万円(9.6%増)、営業損失2億3300万円。
 第1四半期では、オルビスが引き続き好調に推移したのに対し、ポーラは減収減益となった。ポーラは、サロンチャネル(旧委託販売チャネル)では二次流通抑制強化の影響を除いた減収率が改善し、前年同期比1%減。年間では1〜2%程度の増収を見込んでおり、底を打った感はある。他方、前期は好調だった百貨店はインバウンド需要の減少が響いて減収となったほか、海外は免税チャネルで減収したほか、中国事業は越境ECなどで伸長した。売上構成比は、サロンが59.7%で依然として6割近くを占める。次いで百貨店および海外それぞれ13.0%、ECが8.9%、ホテルアメニティが5.2%。売上伸長率をみると、サロンが6.7%減、百貨店が10.5%減、海外が13.6%減となった。ECは6.1%増、ホテルアメニティは10.8%増と2ケタの伸長。
 国内事業における購入単価は、0.8%増と引き続き増加傾向にある一方、顧客数は7.4%減と大きく減少した。

(続きは2026年5月28日号参照)