ポーラ 美容医療との棲み分け
「B.A」新アイテムで強調

▲10月1日に発売する「B.Aアイゾーンクリーム」

▲新アイテムと連動したエステメニューも9月1日から提供

▲発表会では目もとの独自構造に着目した特徴を訴求
近年、美容医療分野の拡大がめざましい。矢野経済研究所のまとめによると、2024年時点での美容医療市場は6310億円で前年比6.2%増となっている。大手や新規の参入も相次いでおり、再生医療など医療技術の発達によって、消費者側がより確かな変化を期待するようになってきたことも大きい。半面、消費者トラブルも増加しており、2024年度にPIO―NETに寄せられた相談件数は1万717件。前年度比で約1.7倍と大幅に増加しており、手術トラブルや高額な契約を急かすといった相談等が寄せられている。とはいえ、そのような中でも、参入施設の増加、女性に加え男性ニーズの取り込みなどによって、美容医療分野は今後も市場拡大が続くとみられている。
高機能・高付加価値化粧品を主力としてきたダイレクトセリング化粧品にとって、医療面で美容にアプローチする美容医療分野は大きな脅威だ。化粧品分野においても有効成分や肌に届ける技術などの研究開発は日々行われており、各社が最新の成果をフィードバックしたアイテムを投入しているが、それでも、医師が施術等を行う美容医療分野は超えることのできない明確な違い≠ニ言える。化粧品企業としては、美容医療分野とどのように差別化を図ってアピールしていくかが重要になってくるが、ダイレクトセリング化粧品最大手のポーラは、最高峰ブランドの「B.A」から10月1日に発売する目もと用クリーム「B.Aアイゾーンクリーム」(26グラム・税込1万9800円)において、美容医療分野との差別化を前面に打ち出したマーケティングを展開していく構えだ。
