宅配水・サーバー業界 台頭する「浄水サーバー」
背景には宅配水のコスト増
潜在需要の掘り起こしにも

25年度は前年比
1・7倍に拡大
そんな中、2023年ごろから台頭してきているのが浄水器形のウォーターサーバー(浄水サーバー)だ。前出の統計調査によると、浄水サーバーの市場規模は、2023年度が101億円、2024年度が161億1400万円(前年度比59.5%増)、2025年度が274億4300万円(同70.3%増)と伸長。宅配水・サーバー市場全体の成長率は、2024年度が8.5%増、2025年度が同6.9%増と1ケタであることを考えると、浄水サーバーのシェア拡大が急速に進んでいることが分かる。顧客数(台数)では、宅配水・サーバー市場全体が2023年度が524万台、2024年度が572万3000台(9.2%増)、2025年度が595万1000万台(4.0%)。このうち浄水サーバーは、2023年度が72万台、2024年度が102万6000台(42.5%増)、2025年度が126万6000万台(23.4%増)と、顧客数も順調に増えている。
浄水サーバーの最大のメリットは、メーカー側にとっては「水ボトルの配達が不要」という点。昨今、ドライバー不足や燃料費、運送費の増加が著しく、経営を圧迫している。これに対し、浄水サーバーは水ボトルの定期配達が不要で大幅なコスト削減が可能だ(年1回程度のカートリッジ交換は必要)。
