「安愚楽」事件で国に初の賠償命令

130人に3.7億円
検査で頭数不足認識


 いわゆる和牛オーナー商法の「安愚楽牧場」(栃木県)の被害者ら約140人が、国に約4億3000万円の損害賠償を求めていた集団訴訟において、大阪地裁(斎藤毅裁判長)は7月30日の判決で国の責任を認め、原告のうち約130人に計約3億7000万円を賠償することを国に命じた。
 提訴は14年。同様の訴訟は東京、宇都宮、名古屋の各地裁でも提起され、東京地裁は5月、原告の請求を棄却していた。原告勝訴は初めてとなる。
 「安愚楽牧場」は遅くとも07年3月頃以降、飼養する繁殖牛の全頭数がオーナーの持分と共有持分の合計数に比べて約30%〜45%少なく、繁殖牛を割り当てることができない状況だったにも拘わらず、架空の牛を割り当てていた。

(続きは2026年8月20日号参照)